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緑多羅
白多羅と並び称される緑多羅は、身体の色が緑であるためにこう呼ばれるが、一方の白多羅の姿態は静的な慈悲を象徴し、結跏趺坐しているのに対し、緑多羅は、動的でエネルギッシュな慈悲の側面を象徴し、いつでも人々の救済に向かえるような姿で表わされる。彼女の両脇持には、アショーカカーンタとエカジャタ、頭上には無量寿如来が描かれている。