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多羅二十一尊
多羅はチベット人の間で非常にポピュラーな菩薩である。その理由は、多羅がチベット仏教では数少ない女性の菩薩であり、人々が苦難に遭遇した時にそのマントラを唱えると、いつでも彼らを救済するために出現すると言い伝えられているからであろう。ここに描かれている二十一体の多羅は、各々異なった種類の災難から人々を救うのを目的としている。